デッドニングについて

意外と勘違いされていると思うのがデッドニングですよね

必ず良くなるみたいな記載、風潮があります

 

 

キットと取説で販売されていて、効果が図付で書かれているので説得力もあり、

内張りを外せるDIY派ならば十分出来る内容だから尚更です

 

 

そうなってくるとプロの言う

「デッドニングは正しくやらないと」は、ビジネスじみて聞こえてしまいます

 

 

もう一つ気になっているのが、車のドアとホームのエンクロージャーをリンクさせている点です

 

それを主張しちゃってるから「空き缶に付けて鳴るか」というご指摘を他方向より受けてしまうんですよね

要は、車のドアって空き缶だよって

 

 

個人的には、車のドアはホームのスピーカースタンド的な位置づけで考えています

 

ホームでのスピーカースタンドによる音の変化って凄いですよね

スピーカーって高いほど良いって事はないけど、スピーカースタンドって高い方が良い音するものが多い

 

いかにスピーカーをしっかりささえ、床と繋げるか

 

スピーカースパイクなんかで細かい調整が出きるものでは、低音や高音の調整も出来てしまう

イコライザー的な調整は音を劣化させるから嫌う人も多いから、スタンドにこだわるんですよね

 

その点車は、ガチっとドアが車体にハマりこむし、バッフルもビスでがっちり鉄板に付く

あとは色々やり過ぎなければ素直に鳴ってくれます

 

 

 

ラジカセ、テレビって凄く聴き取りやすい音が出ていますよね

 

特筆すべきレベルで会話が聞き取りやすい

この点においては高級オーディオも上回ってます

 

テレビなんて何時間見たって聴き疲れなんてありません

 

 

アレ等も、薄いプラに取り付けてありますし、

エンクロージャーも無いですよね

      

世の中のあらゆる処でエンクロージャー不要のユニットが活躍している

歴史も技術も十分なんです

 

 

エンクロージャー不要のフリーエアーユニットは、

裏から出た圧を利用しないユニットなんです

 

その設計のユニットを付けてサービスホールをガチガチに塞いでしまうと、計算そのものが狂うんですよね

ネットワークの数値だって見直さなくちゃなりません

 

低音が強調されている陰で、人の声がきちんと聴こえなくなる

音が上がらなかったり、広がらなかったり

 

 

 

作業の話をすると、

ドアに付いているビニールがノイズを生むのは間違いないですね

 

だから剥がす必要はあります

 

でも、アウターバッフルで鳴らす場合はビニール剥がすだけでOKです

 

インナーバッフルだと、裏から出た音と混在して位相が狂う事があるので、

スピーカーに近いサービスホールから徐々に、音を聴きながら塞いでいく

 

やってみると、全部塞がなくても大丈夫なんですよ

 

 

音が出ない薄いゴムシートで、純正のビニールと同様の物を作れれば最良ですが

  

 

あとは、

ビビりが出ている個所のみ制振材で抑える

 

鉄板より内張りの方に貼る方が効果は高かったりします

 

 

吸音性のあるスポンジ類はスピーカーに近付けない

 

筒を作ると、スピーカーがメガホンになってしまい、音が広がらず、音像が上がらない事がある

 

 

等を注意しながらやって行けば良いんじゃないかと思っています