ハイ上がりの罠

 

私がオーディオを覚えようと思った時、最初にした勉強…

数字を読めるようになる事。

正確には数字から読めるようになる事。

 

今でこそ、「聴覚で感じるものは、視覚で感じるものほど、数字がモノを言わないと思っています。が、機材を守る上では大事ですし、何も分からない内は数字で見るしかありません。

 

好みの領域

正月番組等でやる格付け番組。

最高級のヴィンテージヴァイオリンと、市販の安価なヴァイオリンの聴き比べ。私は過去全て正解しています。

答えは簡単です。ピュアな音をしている、純粋な音のする方が今物。

雑味という旨味成分を武器に生き残ってきた、究極の「上質と雑味の融合」がヴィンテージ物。

 

7NやPCOCC-A等、高純度をウリにしたケーブルがありますが、売れてるか売れてないかは置いときまして、「好んで必要としていますか?」と聞きたいのです。

静寂感が増した… 余りそそられません。

だから私にはOFCで十分です。

 

 

ここからは悪い話

解像度は高く無くても良い。

もちろん、高い方が良い訳ですが、決して高くなくても良いです。

 

高級線材で表現される事

・SNが高い

・解像度が高い

 

それって、線本来の持っている力が生み出したものでしょうか。

意図されて、聴いた瞬間に「良い!!」と思わせる為の色付けではないか?

 

何故そんな風に思うのか。

 

縁あって、色々な製品の製造過程を見る機会が有りましたが、

この前出たヘッドユニットは、前機をハイ上がりにしただけですよね?

なんて質問すると、苦笑いする大手メーカーのお偉いさん。ハイ上がりという、やや高域に寄せたチューニングにするだけで、「解像度が増した」「進化した」と表現される、してしまう雑誌。

これはメーカーの良く使う手です。○○バージョン、マイナーチェンジ等で。進化ではなく変化

 

ヘッドユニットの裏側のケーブルを替えただけで「進化」するならば、最初の段階でやって来ない方がおかしいと考えてしまう私。

最初の印象こそが、その機械の命運を分ける評価に繋がっている訳ですから。

 

手間暇掛けて灰汁を取り除いた和食のお吸い物がPCOCC&7N。

灰汁を敢えて取り込む事で旨味も捨てないで共存する豚骨ラーメン的なOFC。

 

選ぶのは自分自身。

適材適所で。