来訪者からのアドバイス

むかしの事

私が働いていたショップに「マックオーディオ(旧)の3ウェイを聴かせてください」と、一人の男性が現れました

率直な感想を求めると

3ウェイを純正のネットワークで追い込んでいるのは評価出来ます。しかし、やはり僕はフロントで3ウェイは無理だと思います
フロント圏内ではミッドを別室にするだけで手一杯。容量の足りていないそのミッドに合わせて鳴らすツィーターのほとんどは、鳴り過ぎるか無理矢理減衰する事になっています 
でもマックオーディオの音なのは分かりました



「自分は込み入ったネットワーク作りが出来ないので純正を使っているだけです」

セット売りのネットワークは、そのユニットの特性に合にわせて作られている教科書です


「では、フロントはどんなのが理想と考えますか?」

理想は13cmで、セパレートは2ウェイまで


その方は、当時カーオーディオ界でとても有名だった「あの」車の取り付けをした人でした
その訪問者、別件で来店されたのですが、その方自身がマックのスピーカーを使っていた事もあり、私の車を聴いてみたかったとか

その方のシステムは、ヘッドユニットにjuba 、アンプは割愛しますが、スピーカーは旧マックオーディオ最安の13㎝フルレンジ

 

ハイエンドヘッドユニット、ハイエンドアンプ、スピーカーは21000円のフルレンジ


僕1307使っているんです

と聞いた時は「なんでですか?取り付け技術も有るのに‼」と、思わず口にしましたが

「あれ結構良いですよ」と、シンプルな答え


取り付け技術も金額もスピーカー選びには無関係
セパレートが嫌いでも、コアキシャルが嫌いでも、フルレンジが好きな訳でもなく
ただ「良いと思った」から



今だからこそ、値段と音は直結しないと思っていますが、当時は同じメーカーならば値段がモノをいう的な目線というか、考えは有りました
今だからこそ、その人のシステムの見事さを痛感します


1307はドイツでカー&ホーム混合で選ばれる「ベストモニター」という称号を得ているユニット
日本の某雑誌でも審査員全員から「特選」を獲得
なんの変哲もない見た目に、見た目通りの音

浅型で布製エッジ、厚さもなく、やや硬めで乾燥感のある紙のコーンが出してくる音


超普通

それが大事